9 07 2021
数年前、旅好きの友達と二人でトルコのイスタンブールに卒業旅行へ行きました。彼女とは国内でもホリデー日帰り旅行に参加したり、色々一緒に回りました。二人とも仕事が忙しくなって今ではなかなか行けなくなってしまったのは残念ですが、学生時代ならではの楽しみ方が出来たので行って良かったです。
季節は初夏、イスタンブールでは基本的に公共交通機関のみを使いました。その友達とお酒を一緒に飲んでいた時、イスタンブール良かったんだよと彼女が言い、じゃあ、今度一緒に行こうみたいな話になり、そういう話をした翌週の金曜日から月曜日にかけて旅行しました。思ってみれば、あれが今のところ最期の海外旅行です。また落ち着いたらこういう旅行をしたいものです。
イスタンブールには夜8時くらいにつきました。そこから空港と街の中心をつなぐバスに乗って移動をし、降りたところから徒歩で行けるホテルに泊まりました。荷物を置き、メインの通りの裏手にある昔からある市場のようなところでビールを飲みました。ムール貝のごはんの詰め物とイカリング、美味しかったです。翌日はバスで移動して、ブルーモスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿などを見て、遅めのお昼はサバサンドを食べました。少し散策して、また夜は前日の夜に行った店でビールとおつまみを食べました。
最終日はホテルの人にお願いして、荷物は置かせてもらい、歩いてガラタ塔に行き、その後、船でヨーロッパ側からアジア側に移動して、市場を見たり、伝説のある海に浮かぶ塔を見たりしました。その後、ホテルで荷物を受け取り、バスで空港へ行きました。飛行機の出発は深夜でしたが、バスでの移動で全く問題ありませんでした。
飲んべぇ全開であまり良くないのですが、メインの通りから奥には言ったところにある滞在中、2回行った居酒屋のビールもおつまみも最高でした。旅慣れた友達がいなければ入ることはまずないお店でした。彼女もトルコ好きの人から紹介されたおすすめのお店だと言っていました。トルコはイスラム圏なので、お酒を飲むことはできないかなと思ったりもしていたのですが、現地の人らしい人たちが女性も男性も、中年の人も若い人も結構、楽しそうに飲んでいました。日本との違いは酔いつぶれている人がいないところくらいです。
あとはホテル。街の中心にあるホテルなのですが、移民の人の家にもなっているようでした。モーニングを食べる場所に行った時、行きと違うエレベーターに乗って私たちの部屋のある階を押したら、明らかにアフリカからの移民と分かる人たちが泊まっているのではなく、生活している階に泊まりました。えっと思いましたが、これもまたイスタンブールのというか、トルコの顔なのだと思いました。
ブルーモスクやアヤソフィアの周辺には日本語を話す客寄せがいました。あれはどこかのお店屋さんの客引きだと思います。丁寧な言葉でどうぞとか、何とか初めは行っていたのですが、あまりにしつこくて無視したら、通り過ぎた私たちの後ろから下品な悪態をしつこくつかれました。その日本語、誰から習ったのと思うような、やくざのような悪態でした。
これ以前も、これ以後も、日本語を話す現地の人がいる国で行っていますが、未だに彼を超える人と出会っていません。帰ってから調べて、あの地区は外国人旅行客が多いこともあり、客引きだけでなくスリなどガラの悪いところがあり、注意が必要であることを知りました。全体的に良い印象のイスタンブールなのに、こういう一面もあるんだと影を落としているのは確かです。
ちなみに、断食月の頃、その周辺では屋台が出てとても楽しい様子になるそうです。いつかは時期を合わせて行ってみたいと思っているのですが、その時はこういう悪質な客引きは消えていて欲しいと思っています。
6 05 2021
"学生時代の友達と二人でラスベガスとグランドキャニオンへ行きました。交通手段は日本の成田空港からラスベガスへは飛行機で、ラスベガスからグランドキャニオンへは現地のレンタカーを借りて行きました。季節は3月頃の冬から春にかけての時期になるでしょうか、わりとあたたかなイメージでした。観光で旅行しましたが、小さいころからグランドキャニオンを見たいと思っていて、グランドキャニオンを生で見ることが目的で旅行へ行きました。
観光場所はラスベガスとグランドキャニオンです。ラスベガスではついてすぐに肉を食べました。お腹がすいたのですぐそばにあったレストランに入ったのですが、最初の食事から大当たりで、大変美味しかったです。地元の家族連れのお客さんが多く、皆楽しそうにステーキを食べているのが窓から見えて入店を決めました。
今思うと、基本的に肉ばかり食べていました。肉といえばやはりステーキです。アメリカでのステーキは日本と違って油のない良質な肉といった感じです。いわゆる赤身ですので、しつこくなくてパクパク食べられます。日本の肉を食べていると想像しづらいでしょうが、とってもおいしいです。
さらに、肉が柔らかいのでたまに日本で食べる安くて固い顎がつかれるような肉でもありません。グランドキャニオンでも大自然の中にあるロッジで食べる肉とビールは最高でした。まさに肉、肉、肉でした。大きな肉の塊を慣れないナイフとフォークでがっつり食べて満足でした。最後は醤油やわざびをつけてごはんと一緒に食べたい、と思いましたが赤身なので胃にもたれることがなかったのは良かったです。
旅行でのエピソードで楽しかったことは、食はもちろんですが、ラスベガスの雰囲気です。まわり全てがゴージャスで、お金のかかった町と人だと感じました。遊んでいる周りの人たちも楽しそうでした 。噴水ショーなんかも無料で見ることができるのでそれも楽しかったです。各ホテルのカジノへは無料で入れましたし、中に入って思ったのは時計がないことです。時間を忘れて遊べるところかと感じました。
また、もう1つ面白かったのは出口の場所の案内がなかったことです。(もしかすると英語がわからずに見落としていたかもしれませんが)また、ラスベガス付近でスカイダイビングをしたことも面白かったです。ヘリコプターで上空に上がるのですがスカイダイビングもヘリコプターも初めてだったので、不安でしたがいざ上空のヘリコプターから飛んでみると怖いのを忘れて楽しいダイビングでした。気づいたら叫んでいました。上空から見る日中のラスベガスの景色はきれいでした。最初は目をつむってしまったのですが、途中から目を開けることができたので景色も楽しめました。
旅行中怖かったことは、ラスベガスからグランドキャニオンまで車で行くときにひたすら長いまっすぐの道のりを行くのですが、漫画やテレビであるような悪い人にあったらどうしようとか、パンクしたり事故したらどうしようという怖さはありました。あと、あまりにも長いので道を間違ったら後戻りすることを考えると何時間かかるんだという不安もありました。困ったことは英語が喋れないのでなかなか言葉が通じない時が多かったです。
失敗はウエットティッシュを多めに持っていけばよかったです。ちゃんとしたお店では手拭きがありますが、ちょっとした店でテイクアウトしたり、手が汚れて吹いたりこまめな点でないと困りました。感動したエピソードはやっぱりグランドキャニオンを見た時です。広すぎて、壮大すぎて全くわからないくらい自然の大きさを目のあたりにしました。その大きさは感動の何よりでもありません。言葉になりませんでした。この感動は一生忘れることのない事となりました。
15 04 2021
8月の暑いさなかスペインのマドリッド、コルドバ、グラナダ、バルセロナを周遊しました。日本からはフィンエアーが当時安価だったため、フィンランド経由でスペイン入りをしました。マドリッドなどの市内の移動は地下鉄中心で都市間の移動はレンフェと呼ばれる国内の新幹線で移動。貧乏旅だったため宿泊先はゲストハウスのような所が多かったのですがとてもどの場所も比較的綺麗でホテルのようでした。当時の彼女と他友達2名の4名で行き、目的は仲の良い友達が大学を卒業と同時に海外移住をするためお別れを含めた旅行でした。
スペインは見所がたくさんあり、マドリッドではプラド美術館、ソフィア王妃芸術センター、闘牛の観戦、サンミゲル市場に行き夜は宿泊先近くのバルにて食事をしました。このバルが非常に味もよく、マドリッドでは特に現地ビールが美味しかったのが印象的でした。おそらく乾燥した環境がそうさせたのではないかと思います。また各地で生ハムを食したのですが、マドリッドの生ハムメロンは絶品でした。
グラナダではアルハンブラ宮殿を視察、その後夜行列車でバルセロナへ行きました。バルセロナではマドリッド同様見所が多く、サグラダファミリアを始めガウディの建築物が残るグエル公園やカサミラを回りました。バルセロナは海に面しているだけありマドリッドなどの内部に比べ海産物が豊富でパエリヤが特に美味しかったです。
日本にいてもなかなか夜行列車に乗る事はないのですが、スペイン南部のグラナダからバルセロナまではRenfeと呼ばれる夜行列車で移動ができます。仲の良い友達での旅行は特におもしろく、移動中はスペインの地ビールを飲みつつベタにUNOをやったり、夜は乗り心地は上々ではありませんでしたが2階建てのベッドに寝て色々話たり、クイズをしたり高校生の修学旅行のような感じで過ごせました。
なかなか大人になると友達同士でスケジュールを合わせて長期間での旅行は行きづらくなるので少し金銭的にも無理をしましたが、行っておいて本当に良かったと思っています。ただもう少し旅行先での言語を勉強しておけば良かったと後悔しております。駅の売店でビールを買うにも英語がなかなか通じず下手のスペイン語ももちろん通じず苦労しましたが、現地の医者(英語が話せる)に助けてもらったりと旅ならではの現地の人とのコミュニケーションもありいつまでも心に残りそうな旅行になりました。
スペイン初日のマドリッドで食べた生ハムメロンの味が忘れられず、マドリッド、コルドバ、バルセロナと移動し、最終日マドリッドに戻ってきて再度生ハムメロンを食べましたが安定した美味しかったのはいつまでも忘れないでしょう。自宅で同じように作ってもどうしてもあの味にはならず、不思議です。
マドリッド市内を移動するのに公共交通機関である地下鉄を使いました。スペインを始めヨーロッパはスリが多いという事で常に注意していたのですが、地下鉄の一部区間は観光客で満員になる場所もありました。その満員電車ですでにマークされていたようで、肩掛けのポシェットにモバイルコンピュータを入れていたのですがチャックを開けて盗まれそうになりました。
盗まれそうな時に丁度私の友人の一人が気がついてスリをしていた現地人を見ると中学生くらいの男の子でした。相手も中学生という事でこちらは英語で文句を言い、向こうはスパニッシュで応戦していて彼らが駅で降りたので捕まえようとしたところ、体格がかなりがっしりした彼のおやじがいきなり現れその場を去っていきました。まさか親子がグルだとは思いませんでしたが、スリがグループで動いている事を始めて分かりとりあえず何もトラブルなくてほっとしました。ヨーロッパではやはりスリは横行しているようで注意が必要と再認識しました。
23 03 2021
5年前に幼なじみと、大学の卒業旅行としてイタリアの主要都市を周る学生専用ツアーへ参加しました。JTBの「ガクタビ」という学生用大幅割引のツアープランを利用しました。交通手段は飛行機で、乗り換え1回をフィンランド経由で行き帰りしました。大学4回生の冬、2月半ばのツアーで、行き先の都市は決まっていますが、フリータイムの多いツアーでしたので、私たちはイタリアの美味しい食べ物やお洒落な場所を訪ねる目的で参加しました。
観光は主要なミラノ・ベネチア・ローマ・フィレンツェ・そしてバチカン市国の宮殿を周るツアーでした。ミラノでは昼食も付いており、美味しいパスタに舌鼓できました。他の都市ではご飯はフリーでしたので、美味しいピザやパスタ、コーヒーを頂きました。どこのレストランに行っても地元のお客さんが多いところを選べばはずれることはなく、食事を楽しむことが出来ました。バチカン市国への入国は「一歩出ればイタリアに戻る」という面白い経験ができました。
ベネチアで遊覧船がツアーに含まれていたのが非常に良かったです。美しい水の都を水路から見る事ができたのには、感動しました。ピサの斜塔では周りの観光客が皆お馴染みの写真を撮り、ローマではスペイン広場や真実の口ではローマの休日ごっこしたり、何よりローマに訪れたタイミングがバレンタインデーでしたので、花束を持った男性をたくさん見かけたことは日本で暮らす我々には新鮮でした。
テレビでしか見たことのなかった場所に行けたことが非常に楽しかったですが、特に面白かった事件もひとつ起こりました。この一緒に旅行をした幼馴染みが、英語が全くできないため、定員とのやり取り等は私が通訳していたのですが、いつも明るい性格の幼馴染みはヨーロピアンからモテるようで、美術館を訪れた後のフリータイムに、陽気なイタリア人が自撮り写真を2人で撮っている私たちに急に近づいてきて、なんと割り込みからの3ショット写真をパシャリ。
英語もわからないからニコニコしている幼馴染みに対して「今日の夜パーティーがあるんだけど、君是非おいでよ!」と言ってきました。しかし何を言っているのかさっぱりわからない幼馴染みは私の顔を見ながら「え?何?なんて?なんで笑っているの?!」と困惑していました。今でもとてもいい思い出で、私も面白かったので旅行後しばらくはその3ショットの写真をSNSのプロフィール画像に設定していました。結局パーティーには行っていませんが。
旅行中フリータイムが多かったため、現地を知り尽くしているツアーガイドさんと一緒に移動しない場面も度々ありました。2日目の夜が、観光地からは少し離れたホテルでの滞在でした。夜ご飯はフリータイムで、各々自分の友達と一緒に晩ご飯を食べに行った際に、私は英語のできない友人と2人での行動だったので「ご当地マックを食べてみよう」とマクドナルドで済ませたのですが、女の子3人のグループがレストランに行っていました。
その子たちの話によると、そのレストランで食事中、汚れた5歳くらいから15歳くらいの男の子たちが10名ほど、レストランになだれ込んできたかと思うと、食事中のテーブルに「金をくれ」とイタリア語で書いたポスターのサイズの紙を置いて訴えてきたそうです。しかし、その子たちが断ると去っていったそうですが、その時にテーブルに置いていたiPhoneを盗まれたとの事でした。
確かにホテルからレストラン等がある区画までかなり暗く、大柄の黒人等が前から歩いてくるだけで怖いと感じたので、ヨーロッパではスリや盗みには注意しなければならないなと再確認しました。夜のひとり歩きは明るい場所でも絶対に避けた方が良いと思います。
12 03 2021
大学在学時の卒業シーズンに、旅行好きの友人とカンボジア旅行に行きました。お互い内定も決まっており、社会人になったら頻繁に会うことも、旅に出ることもなくなるだろうとのことで思い出旅行として決行しました。とはいえ、学生なので節約旅行になりますので安い時期を探していたところ、意外にも年末年始がお手頃と分かりましたので12月末から1月頭で出発しました。二人とも、アンコールワット遺跡に興味がありましたので、そちらを中心にプランを立てたかと思います。
アンコールワット遺跡を中心に、その他近辺遺跡群も含めて観光しました。オプショナルツアーよりも自由度の高い、現地の移動手段トゥクトゥクを使って遺跡群を周りました。時間の制約がなく、自由に周遊箇所を選べるので良かったと思います。食事面では、朝はホテルに付いているバイキングで済ませ、昼食は遺跡群周遊中に発見した地元のレストランで、夜はホテル周辺の市場で済ませることが多かったです。
味も極端に口に合わないということはなく、美味しくいただいたと思います。言葉が分からず、レストランのメニュー表は読めなかったので、写真から判断し春巻きやココナッツカレーなど味の想像が付きやすい物を選びました。お水やお茶は基本、無料で出てこないので、別途飲み物の注文をしました。印象的だったのは、仲良くなった現地の人に連れられたお店での、肉団子お鍋がとても美味しく印象的でした。
感動したことは、やはり世界遺産のアンコールワットが観られたことです。写真で見た通り美しく、長い年月の歴史を感じさせられました。遺跡正面からは、規模の違いはあれど、どこか京都の平等院鳳凰堂を思い出させる構造、たたずまいで感動したのを覚えています。遺跡群周遊中に乗ったトゥクトゥクも非常に楽しい体験となりました。窓はなく乗降する際の出入り口のみなので、風も感じられますし、窓がない分、景色全開で楽しむことができました。
現地の「人」の面でいえば、若い女子二人旅ということもあり、親切にしてくれる方が多かったです。年末年始の年越しの瞬間はホテル近くのマーケットにて過ごしていたのですが、現場は年越し瞬間のお祝いムードで、見ず知らず人同士もハイタッチしてまわるような愉快なお祭り状態でした。
そこで仲良くなった2人と、後日ご飯を一緒に食べに行ったり、自宅に招いてくれたりと濃い時間を過ごすことができたと思います。異国での行動には、警戒心は必要です。ただ、人柄と状況を見極めた上で巡り合った現地の人達との交流は、カンボジア旅行の思い出の上位に入ったことは間違いありません。
基本的に現地の人達は親切で優しい方が多いです。ただ、一件だけ特異な体験をしたのでシェアしたいと思います。ある遺跡内を見てまわろうとした際、入り口に立っていた男の子が案内をするとのことで、ボランティアガイドかと思い付いてまわったら、最終的に案内料を要求されました。1000円程度だったので払うのは構わなかったのですが、友人にとっては気持ちの良いものではなかったようでした。
様々な経験がある今では、ボランティアガイドな訳がなくお金を要求されることだと判断ができますが、その当時は若く旅行経験も浅かったので判断ができませんでした。ただ、あの男の子を追及することはないと思います。事前に値段の確認をすることでよって防ぐことは可能ですし、もしガイドをお願いするならば、値段の確認をすることも可能です。今思うことは、あの男の子が立派な正規のガイドになって生計を立てられるようになっていればなぁ、と思うばかりです。最後に現地の水、氷は食べないようにお気をつけください。友人は氷でお腹を壊しました。(笑)